お世話になっているオープンソースソフトウェアの備忘録的ブログ

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LibreOffice:Writer差し込み印刷のCalcデータを変更した時の修正方法

以前の記事の続編的なものです。
wata-ire-hanten-17.hatenablog.com

年度替えでメンバーが変わり、項目も増えたため、領収書を作り直しました。
単純に元のCalcのデータを書き直せば簡単ですが、せっかく新しい名簿が来たので、それを元に作り直そう。としたのですが、思わぬ落とし穴が有りました・・・
で、落とし穴は次回に詳しく説明するという事で、今回はCalcのファイル名やフォルダ(ディレクトリ)、項目を変更した場合の修正方法です。

1.以前のCalcのデータを修正し新しいファイルを作成する

以前の「members.ods」ファイルをコピーし、新しい会員と項目「お菓子代」を追加、「令和6年名簿」の名前で保存しています。今回は敬称も付けました。(L列)

フォルダの中はこんな感じ

2.Writerを立ち上げアドレス帳を変更する

起動すると「リンクを更新するか?」聞かれるので「いいえ」を選択

立ち上がったら画面左上の「差し込み印刷ウイザード」を押下

ステップの1と2は飛ばして「3.アドレスブロックの挿入」を押下。
「現在のアドレス帳:members」になっているので「ほかのアドレス帳を選択」を押下。


まず古いアドレス帳(members)を削除。宛名を選択した状態で「削除」を押下すればOK。
次に「追加」を押下して、新しく作ったcalcのファイルを選択します。

今回も「フィルター」を使って、合計金額が1000円以上の人だけ抽出しています。もちろん全件印刷する場合はこの作業は不要です。


現在のアドレス帳が変更されていることを確認して「完了」を押下します。

3.領収書の各項目を変更する

さて、アドレス帳は変更しましたが、このままでは各項目は古いアドレス帳に関連付けられたままです。試しに「徳川家康」の上にマウスポインタを乗せると、まだmembersの項目を見ていることが分かります。
これを修正するには、「MasterLabel」*1で各項目(例えば「徳川家康」)の上でダブルクリックします。

「フィールドの編集」画面になりますので、「データベースの選択」で令和6年名簿を開きます。

今回は敬称を付けますので、Sheet1の「氏名表示」を選択、OKを押下します。

徳川家康」が消えてフィールド名になっていればOKです。ちなみに右端で「ナビゲーター」を表示させるとフィールド名が変わっているのが分かります。
その他の項目も、同じ要領で一つづつ修正していきます。 (一括して変更する方法ってあるんでしょうか・・・?ご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひコメント頂きたく、お願いいたします)

4.領収書の項目を追加する

新規で作成した時と同じです。
まず、お茶代の下で改行して、挿入する場所を開けます。項目名はテキストボックスで付けているので(前回記事参照 )後で直します。

次に、項目名を挿入する場所までドラッグドロップします。

ドロップ後、項目名「<お菓子代>」の後ろに「円」を追加しました。

項目名のテキストボックスを選択し修正します。

全項目修正しました。ここで「ラベル書きを同期させる」を押下します。

見事、全ラベルに反映されました!やったね!
前回と同様に「結合ドキュメントを保存」で別名保存します。
今回は「結合01」と言う名前にしました。

5.結合ドキュメントを開く・・・あれ?

なぜか一人一枚で出てきてしまいました。なぜだ!

その謎は次回(LibreOffice:Writer差し込み印刷で1ページ同じレコードばかり出てきてしまう - お世話になっているオープンソースソフトウェアの備忘録的ブログ)で!(すみません。そんなに大したことではありません)

*1:一番左上のラベルになると思います。詳しくは前回の記事をご覧ください。