お世話になっているオープンソースソフトウェアの備忘録的ブログ

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GIMPで「SF風グリッチ加工」をやってみた

ちょっと古新聞ですが、愛読しているサイトでこのような記事を見つけました。「【簡単なのにすごい! Photoshop 1分講座】人気の特殊効果。SF風グリッチ加工のやり方! - PC Watch
そこで、愛用するGIMPでも似たような事ができないかやってみました。
なお、サンプル画像は例によってぱくたそ様よりお借りしています。「 ぱくたそ - 会員登録不要、無料の写真素材・AI画像素材」いつもありがとうございます。

1.「ファイルー開く/インポート」を使用し、画像を読み込む

今回はこちらのモデルの方の画像を使わせていただきました。ありがとうございました。

www.pakutaso.com

2.「チャンネル」を開き、画像をRGBに分解する

チャンネルのタブを開き、赤、緑を不可視にします。画面が青になったら、画面上で右クリックし、「レイヤーー可視部分をレイヤー」にします。
赤、緑も同様にレイヤーにします。

3.青レイヤーと赤レイヤーを水平方向にずらす

青レイヤーを選択し「レイヤーー変形ーオフセット」を選択します。

オフセット値を設定します。併せてレイヤーの不透明度を設定します。オフセットレイヤーの不透明度ではありませんのでご注意ください。境界部分の処理方法は、最終的に切り捨てることになりますので、適当でOK。

続いて赤レイヤーを選択し、同様にオフセットとレイヤーの不透明度を設定します。
青レイヤーをプラスにオフセットしましたので、赤レイヤーはマイナスでオフセットします。(左にズレる事になります)

4.画面が自然になるように、緑レイヤーの不透明度を調整する

RGBに分けた場合、レイヤーの上下で色味が変わります。今回は青が強いみたいなので、赤を上のレイヤーにしました。
ただ、このままでは赤が強すぎるので、緑レイヤーを表示し不透明度を調整します。
まだ赤味が強いですが、後は「色」で調整するという事で、ひとまずここまで。
この状態で「可視部分をレイヤーに」でレイヤーを作っておき、以降はこのレイヤーに対して操作を行います。
こうしておけば、再度RGBレイヤーに対して操作をやり直すことができます。

5.「色」を使って調整する

何となく色味が古いカラー写真みたいだな・・・と思い、自動補正のホワイトバランスを使ってみました。

・・・ちょっと色が綺麗になりすぎかな・・・と思い、却下。
ちなみにこの機能、赤みがかった古い写真とかに使うと強力です。

そんなわけで、カラーバランスで調整します。

今回は赤を少しマイナスにしました。これ以上やると顔色が悪くなるんで・・・
ちなみに分割表示にチェック入れてありますので、右がオリジナル、左が調整後です。

6.ノイズを乗せる

色を調整完了した状態で「可視部分をレイヤーに」でレイヤーをもう一つ作っておきます。
新しく作った一番上のレイヤーを選択し、「矩形選択」を使って適当に範囲を指定します。シフトを押しながら選択すると選択範囲を追加できます。
選択範囲を追加したら、レイヤーのオフセットを行います。

今回は「境界部分の処理方法」は「透明にする」にします。こうしておけば、ズレて透明になった部分は下地のレイヤーが出てきますので、あまり不自然にならないかと思います。

「選択範囲のフロート化」でも同様な操作ができます。こちらは自由に移動ができますので、ちょっと楽かも。こちらは切り取られた部分は勝手に透明になりますので、下地のレイヤーは必須です。

終わったら「レイヤーの固定」をして完成です。

もっと赤青レイヤーを大きく移動した方が良かったかな・・・でも、あまり大きく動かすと、目元がおかしくなってしまうし・・・うーん
まあ、最大の問題は私にセンスが無いことかな!!

現状は左右に数ピクセルのゴミが付いていますので、次はそれを削除したいと思います。

以上です。