お世話になっているオープンソースソフトウェアの備忘録的ブログ

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GIMPで切り抜き(トリミング)の範囲を精密に設定する方法

前回の記事の続きで、赤青レイヤーをシフトした際にできたゴミを切り捨てる方法です。
wata-ire-hanten-17.hatenablog.com

まあ、GIMPですので、切り抜き(トリミング)で検索すればいっぱいヒットしますが、比較的古いバージョンのものが多いので、最新バージョン(2.10.36)でやってるって事でお許しを・・・(こればっか)
なお元画像は前回に引き続き「ぱくたそ」様の画像を使わせていただいております。ありがとうございます。ぱくたそ - 会員登録不要、無料の写真素材・AI画像素材

1.作成した画像をエクスポートする

切り抜きを行うと、原則すべてのレイヤーでサイズが変更されます。そのため、赤色レイヤーや青色レイヤーも切り取りが行われてしまい、後々修正したくなった時にまたサイズが小さくなってしまいます。
なので、今回は「ファイルー名前を付けてエクスポート」を使いpng画像にして、これを切り抜く事にしました。

2.画像を読み込み、切り抜きを開く

「切り抜き」を押下します。画像のサイズが表示されますので記録しておきます。後にサイズを入力する際に必要になります。

3.適当なサイズで範囲を作成し、「左上角の座標」「サイズ」を入力する

最初に適当なサイズで範囲を作成します。

例えば赤青レイヤーを左右に7ピクセルずつシフトした場合は「左上角の座標」に 「X=7,Y=0」,サイズのXに800-7-7で786を入れます。Yは大きければ適当でOKです。

4.切り抜きを実行する

一応、左上を拡大してみてみます。良さそうですね。
確認したら範囲内の任意の場所をクリックします。

切り抜かれた部分が透明になっています。

5.画像サイズを変更する

このままだと画像サイズは元のままなので、エクスポートをした場合は画像の両端に透明部分(pngの場合)や、色枠(jpegの場合)が付加されてしまいます。
その対策として「キャンパスをレイヤーに合わせる」を実行しておきます。

これで横幅786ピクセルでエクスポートされました。

以上です。