昨年の話ですが、愛読しているサイトでこのような記事を見つけました。
Excelで「万年カレンダー」を自作! 日付処理の極意を駆使したエクセル使いの技を伝授 - 残業を減らす!Officeテクニック - 窓の杜
そこで「Inkscape」と「GIMP」で同じようなことができないかやってみました。なぜLibreOffice Calcでないのか?謎です。
※ ご注意 ※
今回もカレンダーのサンプル画像には「ぱくたそ」様の写真をお借りしておりますが、「ぱくたそ」様の写真は著作権フリーではありません。そのため、当ホームページのカレンダーの画像につきましても、個人で楽しむ範囲(個人的に、または家庭内その他これに準ずる限られた範囲内)でのご利用でお願いいたします。詳しくは「ぱくたそ」様の利用規約をご確認ください。
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今回の万年カレンダーの特長
1.全体のレイアウトが自由
Inkscapeで背景を作りますので、好きな画像を張り付けることができます。上の例は以前作成した画像を使用したものです。
wata-ire-hanten-17.hatenablog.com 縦向きでも横向きでも作成可能です。
2.カレンダーの日にちレイアウトの変更が自動で自由
設定値をPython-Fuで読み込んでカレンダーの日にちの位置、サイズを設定していますので、設定値を変更する事でレイアウトを簡単に変更できます。
3.国民の祝日を自動取り込み、また個人的な記念日の設定が自由
内閣府のホームページ(国民の祝日について - 内閣府)から国民の祝日のCSVをダウンロードしてくれば、国民の祝日の設定は自動でできます。また個人的な記念日はいくつでも設定でき、ワンポイントのアイコンも設定できます。
4.日にち、曜日などが画像なので、文字形が自由
全て手書きの数字、漢字でカレンダーを作ることも可能です。(ただし、作者の美的センスがモロに出ます・・・)
既存のフォントを切り抜いて胡麻化すこともできますが、既存のフォントを使用する場合は使用許諾にご注意。(ちなみに今回は、キレイな字のサンプルは「Linux Libertine」を使用しています)
5.日にち、曜日などが別々のレイヤーなので、ピンポイントで変更が自由
最終的に完成するGIMPでは、各々の全ての日付、文言、曜日、年月が別々のレイヤーになりますので、日にち単位で自由にレイヤー操作(移動、拡大、縮小、フィルターの適用、などなど)ができます。上の例のように、「こどもの日の文字レイヤー」を選択して、フォントサイズを変更し色を変える。みたいなことを簡単にできます。
6.オープンソースなので改変が自由
Python-Fuを使っていますので、自由に改変していただけます。
以上、今回はこんなところで。
次回から具体的な使用方法のご紹介です。
最後になりましたが、今回のサンプルで使わせていただいたモデルの皆様のご紹介です。ありがとうございました。